報連相が苦手な看護師さんでも、伝え方のコツを理解すれば、効果的な報連相が行えます。
効果的に伝えるコツは、結論から先に言うことです。
「○号室の山田さんが、昨日から食欲がありません」「備品管理の件で報告があります」など、まず何を伝えたいのかを知らせます。
そのあとに、必要な情報を伝えるようにすると、何についての報告なのかが真っ先に伝わるので、相手もその心づもりで話を聞いてくれます。
結論を最後の方に持ってくると、話を最後まで聞かなければ伝えたいことの目的がわからず、聞いている側がイライラするでしょう。
その結果、「何が言いたいのかわからない」「忙しいから後にして」など、耳を傾けてもらえないこともあります。
報連相は、簡潔にわかりやすくが鉄則です。
でも、慣れないうちは、それが難しいことも多いもの。伝える前に、頭の中で言いたいことを整理するクセをつけましょう。
以下のように伝えたいことをメモすると、頭の中が整理されますよ。
・○号室の山田さんが食欲がない
・昨日の昼食から
・デザートのフルーツを一口程度食べただけで、ご飯やおかずを残している
・熱は37.5度。平熱は36度
・血圧は○○、脈拍は○○
・理由を聞くと、「お腹が張っていて、食欲がわかない」とのこと
・便通があったのは5日前
このように箇条書きで伝える内容をメモしておくと、スムーズに伝えられます。
新人は上司や先輩に報告するときに、どうしても緊張しますよね。
それによって、言葉が出てこなかったり、何から話すべなのかわからなかったりすることもあるでしょう。
そんなときでもメモがあれば、伝えやすくなるのでぜひ試してみてください。